消費税率は上がらない・・・?
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
先週の発言から話題になっていた、首相の消費税率アップの考え方ですが、どうやら今すぐ実行、というわけにはいかないようです。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080624AT3S2301X23062008.html
どうやら、「決断しなければならない大切な時期」、というのは、「2、3年とか長い単位」、のことだったようです。最初の発言時は、とてもそのようなには受け取れませんでしたが、日本語というのは難しいものですね。
この、「2、3年とか長い単位」ということは、選挙での論点にはしない、という意味も含まれてくるのでしょうね。となると、国民の意見というより、身内の意見を取り入れた判断、ということになるかと思いますが・・・。
税金のムダ使いの改善が何一つ進んでいない状態で、単純に消費税率をアップして、税金の徴収のみ増やしてしまおう、などと言われても、個人的には、とても納得できません。
まず、このように支出を削ってムダ使いをなくすよう努力しますから、消費税率アップにご協力ください、と言われたら、少々受け取り方も変わるかと思いますが、いかがでしょうか。
「骨太の方針」とやらが、どのような形に落ち着くのか、非常に興味深いですね。骨ではなく、ただの神経が図太いことだけが目立つような内容だけは、勘弁してもらいたいものですが。
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