茂木健一郎氏 所得4億円を無申告
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
10日、脳科学者である茂木健一郎氏の所得の申告漏れについてのニュースを見かけました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091110-OYT1T00025.htm?from=nwla
記事によると、2006年から2008年までの3年間において、一切、所得税について申告していなかったとのことです。無申告加算税を含む所得税の追徴税額は1億数千万円にもなるとのことです。
すごい金額ですね。
よくマスコミでも見かけましたからね・・・。
しかし、気になるのは、附帯税の「無申告加算税」だけが上がっていたことです。
附帯税とは、日本の国税のうち延滞税、利子税、過少申告加算税、無申告加算税、不納付加算税及び重加算税のことをいいます。
すなわち、国税のうち、いわゆる本税以外のものをいい、納期限を過ぎて本税を納付したり、税務調査などにより本税を追徴課税された場合などに、一種の行政制裁として付加的に課される税のことです。
この中でも、仮装隠ぺいなど悪質なケースに課せられるのが、重加算税です。今回のニュースでは、この重加算税が課された様子がありません。
ということは、それほど悪質ではないと判断されたということなのでしょうか。どうも、その辺りがよく理解できないのですが・・・。
茂木氏のインタビューも掲載されていました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091110-OYT1T00032.htm
<YOMIURI ON LINE より引用>
「申告する暇がなかった。」
「知り合いの税理士がいなかったし、(税理士に頼む)暇もなかった。そろそろやらないとまずいな、と思っていたら、(地元の税務署ではなく)国税局が来た。今後は雇うつもり。」
「節税には興味がないので、(国税当局が)税額を計算してくれたら楽なんですけど。」
・・・これって悪質じゃないんですかね。
他の方が同じセリフを言っても重加算税は課せられないのでしょうか?
税金についてのお悩みやご相談は、こちらまでお気軽にどうぞ!
<お問い合わせフォームはこちらです>
http://www.hidaka-tax.com/query
<お電話でのご相談はこちらまでどうぞ!>
050-3606-2704
<名古屋市の会計事務所 日高正樹税理士事務所>
税務についてお困りのことがありましたらお気軽にご相談下さい。
初回のご面談につきましては、料金はいただいておりません。
コメントは受け付けていません。