トヨタ自動車　マスメディア広告費３割カット

　名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。

　先日、なかなかインパクトのある記事を見かけました。

　http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2008082900666&j1

　トヨタ自動車が、マスメディア広告費を３割ほど削減することを決めたようです。減少されるのは、新聞やテレビなどの広告宣伝費とのことですが・・・。

　決算書によりますと、トヨタ自動車の年間広告宣伝費は、１０００億円を超えています。このうち、新聞やテレビ向けの広告宣伝費がどれくらいなのかはわかりませんが、３割削減ともなると、きっと相当な金額になるのでしょうね。

　そして、逆を言えば、新聞やテレビなどのマスメディア側とすれば、単純にそれだけ収入が減少するわけです。他の会社も広告宣伝費の削減を検討し始めると、マスメディア側としてはダメージが大きいでしょうね。

　ただ、マスメディアへの広告が会社の利益に直結しているかどうかは、ハッキリ数字に出ないこともありますので不透明な点もあるかもしれません。そういう意味では、売上を促進するためのマスメディア広告費を削減した後に、その会社の売上がどうなったのかが一番のポイントかもしれません。

　そこで、売上が減少したのなら、やはりマスメディアの広告は効果があると言えるのでしょう。逆に、それほど売上金額に影響がなかったのなら・・・。

　なかなか興味深い実験になりそうですね。

　広告宣伝費削減後の決算結果が、非常に楽しみです。

マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのかー権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する/日隅 一雄

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