税務書類偽造
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
29日のニュースに、近所の銀行が出ていました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007102900336
ビックリしました。
しかも内容が、税務書類偽造です。
1年の事業年度が終了した後、決算を組んで芳しくない数字が出てしまった。銀行に融資を依頼する時に、決算書は必ずチェックされます。そのため、銀行に提出する決算書を偽造した、ということでしょうね。
銀行融資を引き出せます、と言って、決算書の偽造を請け負っている人がいるというウワサはいつでもあります。しかし、そのようにして融資を受けたものでも借金には変わりありませんので、いつかは返済しなければいけません。
また、粉飾した決算書は、粉飾の方法にもよりますが、次年度以降の決算書に必ず影響が出てきます。一度、ウソをつくと、ウソをつき続けなければならなくなるのです。
しかも、今回のケースは、税務署の印鑑も偽造していたようです。
相当、悪質ですね。
これから、余罪も出てくるかもしれませんね。
怖い話です。
粉飾バンザイ!―税理士は教えてくれない!「決算」&「会計」の裏ワザ!/小堺 桂悦郎
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
コメントは受け付けていません。