軽減税率の線引き

　名古屋税理士会昭和支部の税理士、日高正樹です。
　（愛知県長久手市にある会計事務所です！）

　また、頭の痛くなるような記事を見かけました。


軽減税率の線引きで混乱も　刺し身マグロだけ→「生鮮」 盛りあわせ→「加工」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201511/CK2015111702000127.html


　消費税の軽減税率の導入について、政権与党間で話し合いが続いているようです。当然、そこで問題になってくるのが、軽減税率の適用を受けるモノをどうするのか、と問題です。

　この記事のように、その線引きが曖昧になってくるモノもありますので、小売業者の方にとっては負担が増えることは間違いありません。

　更にタチが悪いのは、この線引きを決めることが出来る立場にある人にとって、「利権」になる可能性があるということです。

　事業者が取り扱っている商品について、軽減税率を受けることが出来れば、消費者に有利に商品を販売することが出来ますし、納税額についてもメリットが出てくることになります。

　とすれば、何としても適用を受けるように努力するでしょうね。

　個人的には、軽減税率の導入について、まだまだ考える余地は多いように感じます。






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