税制改正案　大詰め

　名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。

　（名古屋市千種区にある会計事務所です！）

　平成２３年度の税制改正案の議論も、方向性がかなり見えてきたような感じです。個人的な感想ですが、今回の税制改正案は、完全に増税路線に向かっているようです。

　http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010112702000032.html?ref=rank

　給与所得控除、配偶者控除、成年扶養控除など、所得税の改正項目は、完全に増税方向です。

　相続税も基礎控除の引き下げによる課税対象の拡大を狙っています。

　そして、法人税は税率の引き下げを前面に出していますが、その裏では増税になりかねない改正項目も次々に出てきています。

　議論の内容を見ていて、段々、頭が痛くなってきました。

　いわゆる「こども手当」などの選挙前でのバラマキ政策があったわけですが、これは、まさしく「朝三暮四」の政策だったのではないでしょうか？

　ただ、まだ議論は進行中です。果たして、どんな内容に最終的に落ち着くのか、これからも注目していきたいと思います。

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