「さもしく1万2千円欲しい人」って・・・?
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
今朝、定額給付金についての記事を見て、絶句してしまいました。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081207-OYT1T00088.htm?from=navr
記事によれば、現首相が、「(年収が)1億円あっても、さもしく1万2000円が欲しいという人もいるかもしれない。」、と発言したとのことです。これは、要するに、高所得の人で、定額給付金をもらう人はさもしい、と言っているわけですよね・・・。
あ、私は、当然、年収は1億円もありませんけど(笑)。
でも、なんで、そこまで言われなきゃいけないのでしょうか?
そもそも定額給付金の議論の上で、所得制限をどうするかで紛糾した結果、自治体に丸投げしよう、ということになったんですよね?そして、自治体ではとても処理できないということで、実質的に所得制限はなくなるんだろう、という流れになっていたはずです。
そもそも、時間的にも費用的にも、所得制限が、かなりムリがあるわけです。どうして、こんな制度を意地になって導入したがるのか、よくわかりませんが(・・・推測はできますけどね)。
その制度にしたがって、定額給付金をこれからもらうことになるであろう高額所得者の方を、「さもしい」、と言うのはどうかと思います。別に、高額所得者の方は、自分から欲しい欲しい、とアピールしているわけではないわけですから。
しかも、この定額給付金の財源は、税金です。
現首相のポケットマネーから恵んでもらうわけではありません。
失言が多い現首相ですが、ひょっとして、これはかなりマズい状況なのでは・・・と思ってしまいます。あくまで、個人的な推測ですけれども。
解散総選挙に向けての総裁選挙だったと思うのですが、今になって考えれば、与党の中には、総裁選挙後にすぐ解散すれば良かったと思っている人も多くなっているのではないでしょうか?
それとも、もう1回、総裁選挙をするのでしょうか?
この状況では、もう、キャスティングも苦しいでしょうけれども。
<日高正樹税理士事務所>
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