エコとエゴ
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
先日、新聞でエコとエゴについての記事を見かけました。
世間一般で、「環境にいい」、とされていることが、本当にエコにつながっているのか、疑問を呈している内容でした。これには、私も全く同感です。
「環境を大切にする」、ということ自体は、悪いことではありません。そのため、我が社は、「エコ活動」に力を入れています、と宣言されると、消費者側としては、道義的に反論することができません。
でも、その活動が本当に環境にいいのかどうか・・・。
先日、テレビで見たコマーシャルを見て、思わず絶句しました。
「エコのため、今、乗っているクルマを、燃費のいいクルマに乗り換えましょう」、というような内容だったと思いますが、本当にそれって環境にいいのか、と感じました。
これって、その都度、廃棄物も多く出るのではないでしょうか?
いくら、リサイクルできる部品が多いと言っても・・・。
また、この内容を信じてクルマを買い換えたとしても、また新しく燃費のいいクルマが出たら、そのクルマに買い換えなければいけません。それならば、まさしくエンドレスです。
一体、誰のための話なのでしょうね。
この場合、究極のエコは、「クルマは利用しないようにしましょう」、ということなのでしょう。しかし、まさか、自動車メーカーがそんなことを宣伝費をかけて、広告するとは思えません。
どんなことでも、裏事情を考えた方がいい、ということでしょうね。
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