民法と会社法
12日は名古屋税理士会主催による研修会でした。
講師は弁護士・公認会計士・税理士の関根稔先生で、研修テーマは、「民法と会社法 私法の基本法2法を理解してしまおう」でした。
講師の関根稔先生は、私の所属しているメーリングリストの主催者で、このメーリングリストでは1日に平均100通以上(!)のメールが飛び交っています。内容もとても高度なため私などはついていくだけでやっとです・・・。何とかついていきたいと思って努力はしておりますが。
さて、研修テーマの会社法ですが、商法が50年ぶりに大改正され、平成17年6月に成立しました。そして平成18年5月(???)に施行予定となっています。
今回の会社法について、先生は、非公開会社法制として有限会社法理が、公開会社法制として株式会社法理が取り込まれているので、有限会社法理を理解することで会社法の理解も容易になるとおっしゃられていました。しかし反面、有限会社法を廃止することに果たして意味があったのかという疑問も提示されていらっしゃいました。
また、今回の会社法によって、今年の12月までに税制改正の大綱をまとめるのは大変な宿題になるのではないかともおっしゃられていました。確かに税法に関しては整合性が必要になるので、非常に大変な作業になるのは間違いありません。しかも締め切りがせまっているのですから・・・。
全体的にとてもわかりやく有意義な5時間でした。しかし、あらためて自分も勉強して、この新しい会社法についていかなければならないと痛感した一日でもありました。
まだまだ果てしなく勉強は続きそうです・・・。
◎メーリングリストから生まれた会社法実務の本です。名古屋の研修会では400冊売れたそうです。
- tax ML, 関根 稔, 掛川 雅仁, 飯田 聡一郎
- 新会社法の実務Q&A―税理士・会計士・社長の疑問に答える
「民法と会社法 」への1件の返信