経済センサスのセンスのなさ
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
(名古屋市千種区にある会計事務所です!)
最近、お客様から、「経済センサスって何?」と、よく聞かれます。
経済センサスとは、簡単にいうと、総務省が主導で実施している統計調査です。
http://www.stat.go.jp/data/e-census/2012/index.htm
しかし、この調査、本当に無神経なところが多いのです。
私の周りでは、大不評です。
まず、調査する期間。
この統計では、個人事業主でも法人でも平成23年1月から12月までの数値を出せ、と言っているのですが、法人は12月31日が決算日でなければ、集計し直さなければならないのです。
しかも、出すべき数値の内容はやたら細かいのです。
第二に、提出する期間。
個人事業主は、これから確定申告シーズンを迎えます。所得税の確定申告の提出期限は、原則3月15日です。この期限になれば平成23年分の決算はまとまっていると考えていいでしょう。
ところが、経済センサスの提出期限は2月初旬です。あと1ヶ月待てば、確実に数値はまとまっているというのに、なぜわざわざこんな時期を期限にするのでしょうか?
その他にも色々と思い当たることはあるのですが、一番気になるのは、この経済センサスという調査には一体どれだけの血税が投入されているのか、ということです。
この財源不足の折、事業主に事務負担と作業時間を強要し、予算を浪費する。それだけの価値があるものなのかどうか、是非、政権与党お得意の「事業仕分け」とやらで、検討して欲しいものですね。
「政治主導」で、出来るのかどうかは知りませんけどね。
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