NHK 消費税2億7000万円申告漏れ
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
18日のニュースで、NHKが消費税2億7000万円を申告漏れしたと報道されました。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060518AT1G1801C18052006.html
すごい金額ですね。
今回の消費税処理で問題があったのは、制作費のうち番組出演者らに支払われる出演料の領収書や請求書などがなかったとのことです。
一体、どうやってお金を支払っていたのでしょうか?
NHKほどの大組織が、ドンブリ勘定?
仕入税額控除の適用を受けるためには、課税仕入れ等の事実を記載した帳簿及び請求書等の両方を保存する必要があります。
http://www.taxanswer.nta.go.jp/6496.htm
これに該当しなかったので、その分は控除を受けられなかったとのことです。
しかも、職員手当に関しては消費税がかからないにもかかわらず、コンピューターの設定ミスで税額控除していたとのこと。
なんといういい加減な・・・。そんなの常識でしょう・・・。
誰かチェックしなかったの?
記事から判断すると、申告が遅れたことによる加算税は3000万円ほどでしょうか。
これって、やっぱり受信料から払われるんですよね?
私、真面目にNHKに受信料払ってますけど、マヌケな経理処理の加算税を払うために使われたのでは納得いきません。
この加算税分は、この経理処理をした責任者が補填して、その分、受信料を下げてもらえないものでしょうか?
「現在は税法上、問題ない形に改善している」と記事にはありましたが、それくらい誠意を見せないと支払拒否がまた増えますよ。
あ、でもこれから義務化されるのか・・・。
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