決算書が変わります
7日は名古屋税理士会千種支部の研修と支部集会に出席しました。
研修内容は中小企業の会計指針についてでした。
- ビジネス会計人クラブ会計参与チーム, 右山 昌一郎
- 決算書が変わる!―解説・中小企業の会計指針 新会社法対応
上記の参考資料を使ってご説明いただきました。
非常にわかりやすい内容で参考になりました。
今回の研修の要約としては、決算書が誰のために作成されるのか、だと思います。
中小企業の決算書が第三者から見て信頼性を得るためにどうするのか、という視点からの改正だとは思うのですが、はっきり言って税法の視点から決算書を作成している身としては理解し難い点も多く戸惑っているのが実情です。
例えば、もう税法上では引当金が計上できないものでも、この会計指針では計上しなければならないとなっています。
決算書では費用で計上しておいて、申告書を作成する時に所得に加算するということですが、これは今までとはかなり頭を切り替えないとついていけません。
慣れというのは恐ろしいものです。
この会計指針の根底は適切な情報開示が中小企業にも必要ということなのでしょう。
でも、この情報開示を株式上場していない中小企業なのに誰が見るんでしょう?
金融機関のための情報開示ということでしょうか?
そして、その保証人として金融機関から会計参与が必要とされるのでしょう。
不正があった場合の責任は重大です。
ああ、恐ろしい・・・。
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