日興コーディアル 上場維持
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
一時は、上場廃止確実と言われていた日興コーディアル株ですが、監理ポストからの割り当てが解除されました。これにより、上場廃止は事実上なくなりました。
しかし・・・。
シティグループがTOBを仕掛けるという話が決まってからの、この話には少々疑問が残ります。日興コーディアルの粉飾については、120ページにわたる調査報告書が公表されています。これを読むと、この粉飾についての経緯がよくわかります。
http://www.nikko.jp/GRP/news/2007/pdf/070130.pdf
それでも上場廃止は免れたわけです。
なぜでしょう?
それなら、昨年のライブドア株の上場廃止は一体なんだったんでしょうか?単純に比較できないものだとはわかっていますが・・・。
あくまで、たらればの話ですが、日本の銀行グループがTOBを仕掛けていたら、この上場廃止は一体どうなっていたんでしょうね。
これから、日興コーディアル株式への信用はどうなるのでしょうか?
証券会社が扱う商品は、信用が大事な株のはずなんですけどね・・・。
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