偽装請負と派遣業務
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
31日の朝日新聞で「偽装請負」という記事を見かけました。
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200607300428.html
「偽装請負」についても解説が付いていました。
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200607300429.html
派遣と請負。
聞いただけでは、何が違うのか、よくわかりませんでしたが、最近は業務上関係する機会も多いため、色々と勉強する機会も多いのが実情です。
今回の記事で、一番問題にされていたのは、実際は「派遣」なのに「請負」として業務を受けて労働者を送り込んでいるということのようです。確かに「請負」にしておけば、「派遣」より労働力を依頼側に有利な条件で提供できますが、その分その境界については認識が甘い所が多いようです。
今回の記事は、組合を作ろうとした労働者が全員解雇されたというところから、朝日新聞が取り上げた、ということもあるでしょうが、この認識が広まってくると、これから「派遣」と「請負」のスタンスが変わってくる可能性も大いにあるでしょうね。
しかし、そうなると現状の労働力と人件費を、労働力の受け入れ側が負担し続けることができるのでしょうか?
これから、業界全体の流れに注目したいと思います。
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