長者番付廃止
27日、改正所得税法が成立しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060327-00000237-kyodo-soci
この成立により、昨年まで続いていた長者番付制度が廃止されることが決まりました。
1947年から続いてきた長者番付制度ですが、元々は脱税の通報を促すための制度だったと言われています。事実、通報した人に国が報奨金を支払っていた時代もありました。
しかし、最近ではプライバシー保護の意味でも制度が疑問視されてきていました。
確かに住所や所得が公表されれば、プライバシーも何もありませんよね。
この情報を元に営業の勧誘の対象にされたり、最悪の場合、誘拐の対象になってしまうようなケースもあったということも聞いたことがあります。
そのため、3月15日までに少なめの所得で確定申告して、一定期間の間を空けてから修正申告されていた方もいらっしゃったようです。
逆に長者番付に載ることがステイタスだと思われる方もいらっしゃいました。
人それぞれ価値観は違いますね。
しかし、もう長者番付を目にすることはないでしょう。
2007年から定率減税が廃止されることと同時に・・・。
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