金融所得課税一体化は2012年から?
名古屋税理士会千種支部の税理士、日高正樹です。
2011年を目指していた金融所得課税一体化ですが、1年延長、ということになりそうです。
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?site=MARKET&genre=c1&id=AS3S2200Y%2005122008
金融所得課税一体化とは、文字通り、金融商品の所得に関する課税を20%で統一するものです。一時期、金融商品によって課税体系がゴチャゴチャになっていましたので、これをわかりやすいものにするための一体化のはずでした。
しかし、追加経済対策の一環として、株式譲渡益課税の優遇税率が2011年まで3年延長させるという話が浮上してきました。そのため、証券投資のみに優遇税制を設けたまま、ほかの金融商品と一体で課税するのは、かなりムリがあったようです。
これから発表される、平成21年度与党税制改正大綱でどのように明記されるのか、注目していきたいですね。金融所得課税自体が、何だか迷走気味のような気もしないではないのですが・・・。
<日高正樹税理士事務所>
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